電気トリビア11>電気設備の災害対策②
停電でもコンセントが使える!?発電機と分電盤を安全につなぐには?
停電時、照明や冷蔵庫が使えたら安心ですよね
地震・台風・大雪など、停電のリスクは年々高まっています。
ポータブル発電機を持っていても、「どこにつなげばいいか分からない」という声をよく聞きます。
実は、分電盤に専用の接続端子(非常用電源切替スイッチなど)を設けることで、家庭や施設内のコンセントや照明を一部使えるようにすることが可能です。
でも、やり方を間違えるととても危険です!
発電機をコンセントに直接つないでしまう「逆潮流接続」は絶対にNG!
☠️ 電力会社の送電線に電気が逆流して感電事故の原因に
☠️ 火災や設備破損のリスクも
☠️ 違法行為として罰則対象になる場合もあります
安全な運用には「切替スイッチ+専用端子」の設置が必要です
分電盤に非常用切替スイッチを設けることで、
・通常時は電力会社の電気を使う
・停電時はスイッチを切り替えて発電機の電力を使う
という安全な切替運用が可能になります。
🔧 専用の入力端子を設ければ、屋外での接続も簡単に。
実際の設置イメージ
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🔌 屋外に「防水型端子箱」を設置
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⚙️ 分電盤内に切替スイッチと安全装置を設置
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⚡ 接続後、建物内の一部の回路(冷蔵庫、照明、情報機器など)だけを給電できるよう分岐設計
トミデンではこんなご相談を受け付けています!
✅ ポータブル発電機を持っているが使い方が不安
✅ 分電盤に接続端子を後付けしたい
✅ 停電時に最低限の照明や冷蔵庫を動かしたい
✅ 店舗・工場でBCP(事業継続計画)に備えたい
🔍 導入のポイントとメリット
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☑️ 正しく設置すれば、安全で即時切替が可能
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☑️ 停電時に慌てずに対応できる
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☑️ 補助金対象になるケースも(地域による)